野分き(のわき)は 秋に吹く強い風のこと
草木を吹き分けて 通り過ぎてゆく 強い風は
“仲秋”(ちゅうしゅう)の 季語です。
“仲秋” は 旧暦では 8月ごろ
新暦では 9月ごろ になるので ちょうど 今頃になります。
野分きは、“のわき” とか “のわけ” とも呼ばれます。
“秋に吹く強い風” って聞くと
単純に『台風』を 思い浮かべちゃいますけど
『台風』って聞いてイメージするのって
天気図の あの ぐるぐるが やって来る!
![](https://hasubatake.com/wp-content/uploads/2023/09/3ea0584ce0b06c241a7ef7be00abc533.jpeg)
みたいな
『大変なもんが こっち来る!』
て、危機感。
![](https://hasubatake.com/wp-content/uploads/2023/09/eef3db227165802a5c629efaeb8f4910.jpeg)
それに比べて
“野分き” って言葉からは
いきなり脳内に
秋の野に 強い風が吹き渡って
草が分けられてゆく風景が
はっきりと 映像化されちゃいます。
![](https://hasubatake.com/wp-content/uploads/2023/09/d3bf7b9c3ff91bf16da42b6072152d43.jpeg)
強い風 の事なので 本来は
気を付けるべき事なんですけど
古い時代に 名付けられた 風の名前が
とっても 美しくてステキだなーーーって
呑気に思っちゃいます。
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